『葬儀概論』や『葬祭ディレクター技能審査模擬問題集』を著書に持つ、

碑文谷創(ひもんや はじめ)氏と

第一生命経済研究本部主席研究員であり、

大学や自治体にて「終活」に関する講演を数多く行っている、

小谷みどり氏をお招きし、平安閣カシータにて、対談を行っていただきました。

 

 

 

 

まずは、碑文谷氏より自己紹介も兼ねて対談の流れをご説明。

「終活」をはじめ「家族」や「社会」、

「お葬式」や「お墓」などの“変化”について

お話しくださることを案内いただきました。

 

 

 

次いで、小谷氏にバトンタッチした際、

「皆さんは、どんな亡くなり方をしたいですか?」

「ぽっくり亡くなりたい方は手を挙げてください」と、

インパクトのあるひと言でのスタート。

 

 

さらに「ぽっくり亡くなりたい方は、今晩でも大丈夫ですか?」と質問を重ね、

てらいのない姿に、会場は一気に和んだ雰囲気となりました。

 

 

「終活」についてのお話では、

「亡くなり方の質について」や「終末ケアについて」などを実例を交えてご説明いただき、

「だからこそ、元気なうちに亡くなった際のことを家族で話し合ってみてください」と

締めくくっておりました。

 

 

また、碑文谷氏からも「終末医療」並びに「緩和ケア」についてお話いただき、

「同じ病院内でも、どこの病棟で看てもらうかによって随分と違いがある」旨の内容について解説。

終末期の過ごし方を考えるきっかけとなりました。

 

 

“変化”についてのお話では、

「家族」をはじめ「社会」や「葬儀」の移り変わりを写真やデータを基にレクチャー。

現代の高齢社会において、長生きできることの幸せを説いたうえで、

長生きによって子どもが先に亡くなったり、家族や親族が減ってしまったりなど、

リスクを伴うことも提示されていました。

 

 

同時に、長生きによって「ひとり死(単独死)」が増えることも示唆。

核家族に加え、未婚者並びに離婚率の増加も影響しているとのことでした。

 

 

途中、祭壇や霊柩車の変遷なども写真で紹介。

 

 

 

喪服などの変化についても詳しく話していただき、

本来の意味や意義を知ることができました。

 

 

最後は「生きることも亡くなることも一人では難しく、

誰かのお世話になっている。だからこそ、人間関係を見直し、

より良くすることが、最大の終活」と話され、

家族だけではない、人と人とのつながりを大事にすることの意味を教えていただきました。

 

 

 

 

碑文谷 創(ひもんや はじめ)

1946年岩手県一関市生まれ。東京神学大学卒業、同大学大学院修士課程中退。出版社勤務の後、1990年表現文化社(当時・表現社)設立。2016年まで、雑誌『SOGI』編集長を務める。そのかたわら、死や葬送関係に関する評論ならびに講演活動をテレビ・新聞・雑誌等で展開。著書に『新・お葬式の作法~遺族になるということ~』(平凡社新書)、『葬儀概論』(表現文化社)『「お葬式」の学び方』(講談社)ほか。現在は、葬送ジャーナリストならびに葬送評論家として活躍中。

 

*小谷 みどり氏プロフィール

小谷 みどり(こたに みどり)

1969年大阪府生まれ。奈良女子大学大学院修了後、ライフデザイン研究所(現・第一生命経済研究所)入社。博士(人間科学)。専門は死生学、生活設計論、余暇論。大学や自治体の講座でも「終活(人生の終わりに向けた活動)」に関する講演を数多く行っている。著書に『だれが墓を守るのか』(岩波書店)、『今から知っておきたいお葬式とお墓45のこと』(家の光協会)、『こんな風に逝きたい』(講談社)ほか。現在は、第一生命経済研究本部・研究開発室・主席研究員として活躍中。