2020.07.18

北限の和蓮

蓮という花は

仏教では智清や慈愛の象徴とされ、

死後の極楽浄土に咲く花として親しまれており

如来像の台座や仏像を安置する厨子という仏具の扉に

この蓮が彫られています。

 

花びら全体が紅色やピンク色の蓮を「紅蓮」といい

その中でも日本に古くからある蓮を「和蓮(われん)」と呼びます。

 

青森県では、平川市にある猿賀公園が蓮の名所であり

園内の鏡ヶ池で見られる和蓮は、

弘前藩二代目藩主 津軽信牧(のぶひら)が

弘前市藤代の革秀寺から分け植えられたのだそうです。

 

猿賀公園では、今この和蓮が咲き始めていて

7月下旬から8月上旬にかけて一番の見頃を迎えます。

早起きの蓮は午後に閉じてしまう為、満開の蓮を見るのであれば

朝7時~9時頃の時間帯がおすすめです。

 

「北限の和蓮」は今年も人の心を和ませてくれるでしょう。

 

 

 

                                         ちま