甦れ!棟方志功スピリット
たゆまぬ好奇心。だからこそ棟方志功魂が青森には必要なのです。それを見抜いたのは、当時、東奥日報社主の竹内俊吉氏、知事時代に棟方志功記念館を建設しました。無邪気で野心家、自意識過剰。強烈な故郷に対するコンプレックス。宇宙に繋がる信仰心。それを絵と板に叩きつけて表現しました。志功画伯のパッションがあれば、青森は変わります。作品は県立美術館で保管研究、魂は棟方志功記念館に顕彰慰霊。埋墓と祀墓がふたつあってもいいでしょう。また志功画伯を世に知らしめたのは、柳宗悦先生を筆頭とする民藝の方々です。そこを深掘りせずに棟方志功画伯を語ることなかれであります。棟方志功画伯の本当の財産は、見えるものではなく、見えない精神にあると私は思います。棟方志功を知ると言うことは、青森を知ること。

